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WiresharkをWindowsでコンパイル

コンパイラ設定

次にWiresharkのソースコードをダウンロードして以下のファイルを変更してください。
WiresharkのソースコードはVer0.99.7を使用しました。

config.nmakeに以下の設定をしてください。

MSVC_VARIANT=MSVC2005EE

 

ソースコードの置き換え

Ver0.99.7ではWindows環境でコンパイルする場合にいくつかのファイルにAscii以外の文字コードが含まれているためコンパイルでエラーとなってしまいます。以下のファイルをダウンロードしてソースコードを展開したフォルダに上書きコピーしてください。
src-0.99.zip

バッチファイルの実行

ソースコードのコンパイルはDOSプロンプト上から行います。DOSプロンプトを開いてまず最初に以下の2つのコマンドを実行してください。
コマンドが存在する位置はVisual C++ 2005 Express Edition/Platform SDK Server 2003 R2をインストールしたフォルダによって変わるので読み替えてください。以下の例ではデフォルトでインストールした場合のパスで示します。

"C:\Program Files\Microsoft Platform SDK for Windows Server 2003 R2\SetEnv.Cmd"

 

"C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 8\VC\bin\vcvars32.bat"

 

ソースコードを展開したフォルダの直下に移動してください(ここから先はこの位置で全てのコマンドを実行します)。次に必要なプログラムが揃っているかチェックします。

ツールの確認


以下のコマンドを実行してください。

nmake -f Makefile.nmake verify_tools

 

エラーがでる場合はインストール漏れがないか確認してください。 cygwinでインストールしなければならないパッケージの指定が不足していた場合はここでエラーになります。

ライブラリのインストール

以下のコマンドで必要なライブラリをネットワーク上から取得してインストールします。

nmake -f Makefile.nmake setup

 

デフォルトの場合はC:\wireshark-win32-libs以下にインストールされます。
インストール先フォルダを変更する場合はconfig.nmakeの
WIRESHARK_LIBS=C:\wireshark-win32-libs
の部分を変更します。

コンパイルの実行

ここまででやっとコンパイルができる準備が整いました。

コンパイル前に中間ファイル等をクリーンしてください

nmake -f Makefile.nmake distclean

以下のコマンドでコンパイルが実行されます(フルビルドはCeleron2.8Mhzで一時間くらい)。

nmake -f Makefile.nmake

コンパイルが成功すると実行ファイルがwireshark-gtk2\wireshark.exeにできます。

インストーラの作成方法

最後にインストーラの作成方法を簡単に説明します。

フリーのインストーラNSIS(http://nsis.sourceforge.net/)を使用します。

http://nsis.sourceforge.net/からNSISを取得してインストールしてください。

次に以下からvcredist_x86.exeをダウンロードして"C:\wireshark-win32-libs"の下にコピーします。

http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyId=32BC1BEE-A3F9-4C13-9C99-220B62A191EE&displaylang=en

以上の手順でインストーラ作成のために必要な物が揃いましたのでDOSから以下のコマンドを実行してください。

nmake -f Makefile.nmake packaging

packaging\nsis\wireshark-setup-xxxx.exeにインストーラができあがります。

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[関連ページ]

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