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7.ノードの離脱

[トップ] [1.はじめに] [2.FL-netとは] [3.サイクリック] [4.メッセージ] [5.ネットワークへの参加シーケンス] [6.トークンの多重化] [7.ノードの離脱]

 例えばネットワークに参加しているノードのLANケーブルを抜いた場合を考えてみてください。当然そのノードに対してトークンは送信されますが、そのノードから次のノードへのトークンは決して送信されません。このような状態になったときにLANケーブルを抜かれたノードがトークンを保持し続ければ、トークンが二度と送信されず、ネットワークが停止してしまいます。ここではこのような状態を回避するためのプロトコルの仕組みを見てみます。

7.1 ノード離脱の検知

ノードが離脱した場合、他のノードから見るとトークンを渡したにもかかわず、離脱ノードからトークンが送信されないように見えます。

トークンが送信されていないと判断するために、トークンを受信してから次ノード宛にトークンを出すまでのタイムリミットが規定されています。この時間を経過してもトークンが送信されない場合は、トークンが送信できなかったと判断され、次のノードがトークンを送信します。この時間は全てのノードがそれぞれ固有の値(トークン監視時間:TW)として持っています。トークン監視時間は参加要求フレームの中に含まれていて、ネットワークへの参加時に全てのノードに通知されます。
トークンを送信しなくても3回までは離脱ノードに対してトークンが発行されます。トークンを渡したにもかかわらず、そのノードから3回連続でトークンが発行されない場合は、ネットワークに存在しないものと判断されます。次の周回からはトークンは回されなくなり、ネットワークから分離されます。

 

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